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2012年04月04日

ラ・コクシネルにて○○ちゃんのお誕生日ケーキ

新しいタイプの査読学会誌 著 者: Enago Editing

一般的な査読誌では、編集委員会が事前に選出した功績のある研究者達から、投稿されて来た論文ひとつひとつに適した研究者が数名ずつ選ばれ、論文の査読、評価が行われます。この方法は、学会誌に掲載される論文の品質向上および品質管理に欠かせないものと考えられてきました。しかし、この従来のPeer-Reviewにも、過程に費やされる時間やコストの上昇、また出版後に研究者間で意見の交換をする場がないなど、色々な欠点が指摘され、新しい方法を開拓しようという動きが見られます。そこで今日は、近頃見られる最新の査読方法をいくつか取り上げてみようとおもいます。

投稿前レビュー
研究者が投稿前に、何らかの形で自分の論文の査読を依頼する方法です。
主著者やその研究分野で功績のある教授が、まだ清書をしていない論文を読んで意見を寄せることはよくあることです。この投稿前レビューは、本を出版する時にもよくみられます。しかし昨今では、この方法を学会誌にも取り入れようという動きがあるようです。コーネル大学のarXivなどがそのいい例ですが、正式に投稿する前の論文をインターネットで掲載し、そのサイトを見た人たちから意見を求めます。また、投稿前に査読をサービスとする会社も出て来ました。

掲載後の読者による意見交換
編集局による査読を割愛し、読者にゆだねる方法です。
ここでは編集局によるある程度の品質管理は行われるものの、誰もが学会誌のホームメージに自分の論文を投稿できます。査読は、ホームページを訪れた誰もがコメント形式で掲載することができます。BioMed Centralやthe British Medical Journalが良い例でしょう。詳細はこちら http://www.enago.jp/blog/%e6%96%b0%e3%81%97%e3%81%84%e3%82%bf%e3%82%a4%e3%83%97%e3%81%ae%e6%9f%bb%e8%aa%ad%e5%ad%a6%e4%bc%9a%e8%aa%8c/  


Posted by ママレードボーイ at 17:44Comments(0)